リトルベビーハンドブック
社会全体で支える
子育てに寄り添う政策
この記事のポイント
低出生体重児
出生時2500g未満の赤ちゃんを「低出生体重児」と呼びます。
その中でも1500g未満は「極低出生体重児」、1000g未満は「超低出生体重児」と呼びます。
不安な思い
治療を受けるわが子への不憫さや、「小さく産んでごめんなさい」などのネガティブな気持ちから、自分から支援を求められない人も多いと言われています。
制度の上でも支える
さらに母子手帳には体重1kg・身長40cm未満の赤ちゃんは記入欄がありません。
制度から見放されていると感じるママから相談がありました。
議員同士のつながり
地方議員数No.1の公明党。
リトルベビーハンドブックを導入している自治体の取り組みを、議員間の連携で共有。参考にしながら議会に提案し、導入に至りました!
リトルベビーハンドブック導入
子育てをしやすい
墨田を目指して
低出生体重児として生まれた赤ちゃんには、母子手帳が使えないケースがありました。
大切な赤ちゃんを支えていく社会を目指して、とも宣子が推進した政策です!
低出生体重児とは
生まれたときの体重による分類では、2500g未満を「低出生体重児」と呼び、さらにその中で1500g未満を「極低出生体重児」、1000g未満を「超低出生体重児」と呼びます。 日本では出生数が減少しているものの、低出生体重児の数は毎年増加しています。【SmallBabyより引用】かつては早産児や小さく産まれた赤ちゃんのことを「未熟児」と呼んでいましたが、児の状態を医学的に正確に表していないことから、現在は「出生体重」と「お母さんのお腹の中にいた期間(在胎期間)」によって分類されるようになりました。
低出生体重児として生まれる要因は様々ですが、2019年の数値では出生全体の9.4%。1割近くが低出生体重児となっており、社会全体で支える体制の構築が必要です。
制度面からサポート
もし超低出生体重児として生まれてきたとしても、751g以上での死亡率は格段に減ります。
産まれてきた赤ちゃんのサポートはもちろん、子供の入院や今後の治療などに不安を感じているお母さん、そしてその家族を支えることも重要です。
特に低出産体重児のお母さんは、治療を受けるわが子への不憫さや、「小さく産んでごめんなさい」などの罪の意識を感じてしまうケースが多いとされます。また、ネガティブな思いからためらいが生まれ、自身の気持ちを伝えることが出来ず、支援を求めることが出来ないケースもあります。
育児には多くの不安が付きまといますが、頑張ったお母さんが自分を責めてしまうことのないように、積極的に支援していく必要があります。
母子手帳のこれまで
そんな中、低出生体重児のお母さんから「母子手帳に記入ができず、我が子の成長記録を記すことが出来ない。社会からも見放されていると感じた」という声を頂きました。
墨田区が配布している母子手帳には、身長40cm未満・体重1000g未満の赤ちゃんの記録欄が無く、大切な赤ちゃんの成長の記録を残せませんでした。
公明党のネットワークを活かす
そこで即座に、低体重児に対応した母子手帳を用意している自治体はないのか調査。
地方議員数No.1の公明党のネットーワークで、「リトルベビーハンドブック」という低体重児のための母子手帳を導入している自治体の取り組みを知ることが出来ました。
墨田区でもこれをやろう!と2019年6月の本会議で提案。
2020年9月から配布を開始することが出来ました!
現在、リトルベビーハンドブックを導入する取り組みは、公明党の議員間で共有され、全国に広がっています。
区民相談から、実際に導入に至ることができました。
小さな声を聴き、一つ一つカイゼンを行ってまいります。これからも子育てをしやすい町・墨田を目指して、一生懸命働いて参ります!